というわけで、今回はEmacsをポータブル化する方法。
インストール
emacs for gnupackをここからダウンロード。USBメモリに解凍する。
やり方
site-lispフォルダにsite-start.elを作成し、以下をコピペ。これでemacsフォルダがホームディレクトリになる。
(setenv "HOME" (substring data-directory 0 -4))
次に、emacsフォルダに.emacsを作成し、そこに設定を書いていく。以下は僕の例。
.emacs
;;起動時の画面を消す (setq inhibit-startup-message t) ;;アイコンを消す (tool-bar-mode -1) ; 行番号表示 (require 'linum) (global-linum-mode) ;; メッセージを消す (setq initial-scratch-message "") ;; beep音を消す (setq visible-bell t) (setq ring-bell-function 'ignore) ;;; *.~ とかのバックアップファイルを作らない (setq make-backup-files nil) ;;; .#* とかのバックアップファイルを作らない (setq auto-save-default nil)
ちなみに
emacsでは
- 最初に共通設定ファイルであるsite-start.elを読み込み
- 次に各ユーザーごとの設定ファイルを読み込み
- 最後にdefault.elを読み込む
という仕組みになってるらしい。
そして、「2.各ユーザーごとの設定ファイルの読み込み」だが、
- ~/.emacs.elc
- ~/.emacs.el
- ~/.emacs
- ~/.emacs.d/init.elc
- ~/.emacs.d/init.el
と順番に探していき、最初に見つかるファイルを読み込むようだ。「~」はホームディレクトリの意。
参考
EmacsをUSBで使えるようにするまでのやり方 - プログラムとかののblog
追記 2014/01/15
(defvar usb-drive-letter (substring data-directory 0 3)) (defvar usb-home-dir (concat usb-drive-letter "emacs/")) (setenv "HOME" usb-home-dir)
を
(setenv "HOME" (substring data-directory 0 -4))
に変えた。変える前のやつを使う場合は、emacsをルートディレクトリに展開し、フォルダ名をemacs-24.2-20121208とかからemacsにリネームする必要がある。
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