2021年5月28日金曜日

ラズパイオーディオのすすめ

概要


去年のコロナ禍で暇なときに(今もそうだが)ラズパイオーディオを試してみた。

僕は00年代に買ったミニコンポをずっと使っている。ここ数年間ずっと思ってたのは、「
音楽データを直接再生したい」ということだった。今更CDドライブなんてパカパカ開けたり閉めたりしてられるか!
ミニコンポの後ろにはLINE接続が用意されているので、そこに何らかの機器をつなげばこれは実現できるはずだ。だがその良さげな何らかの機器が見つからない。ネットワークオーディオプレーヤーという名前でメーカーが市販していたりもするが、数万円もする。手頃な値段でいろいろな機種が出ていても良さそうなのになぜだ。ミニコンポで音楽を聴く、という文化自体が廃れてしまってるのだろうか?
そこでラズパイの出番になる。これを使うと、数千円で音楽データを再生する環境を整えられる。

Raspberry Pi

細かい話を抜きにすると、

  • Raspberry Pi4 Model B
  • Raspberry Pi Zero WH

のどちらかを選べばいい。Pi4は名刺大の大きさで、Zero WHはフリスクの容器に入るほどの大きさだ。スペックはPi4の方が高いが、音楽を再生する程度ならZero WHでも問題ない。
Amazonでも買えるが、いろんなところが出店しててよくわからない。電子パーツ屋の通販で買うのがわかりやすい。僕はZero WHをSwitch Scienceで購入した。近所に電子パーツ屋があればそこに行ってもいい。僕は Pi4 Model Bを京都寺町にあったマルツ(閉店してしまった…)で購入した。

I2S DAC

Raspberry Pi は、ピンに拡張ボードを刺すことで機能を拡張できる。本体のイヤホンジャック出力は音が悪すぎるので、音声出力用の拡張ボードを購入する必要がある。

有名なのは

  • HIFIBERRY
  • Allo

あたり。電子パーツ屋の通販や、メーカーサイトからの輸入で手に入れることができる。
また、amazonで中国製の安いI2S DACを入手できる。そこまで音質にこだわってるわけじゃないなら、こっちの方が手軽かもしれない。
僕はそっち派なのでamazonでinno makerのI2S DACを買った。比較してないのであれだけど、音質はいいと思う。

設定

OSを書き込んだmicroSDカードをラズパイ本体に差し込み、電源コードをコンセントに刺すと起動する。

オーディオ用のOSとしては

  • Volumio
  • moOde audio

の二つが有名。インストールや設定の手順はググれば出てくる。

音楽の再生

同一LAN内のPCやスマホからブラウザで操作する。

慣れたら適当なMPDクライアントを使ってもいい。

NAS

NASを使うと、音楽データを書き込んだドライブをラズパイにつなぐ手間が省けて便利。NASもラズパイで構築できる。


参考