経緯
僕はメモをテキスト形式で保存し、活用している。 今まではPC間のメモの同期にDropBoxを使っていたが、それをラズパイのGitサーバーに切り替える。 GitHubで執筆環境を整える方法がネットにあったりするが、個人的なメモなんかは、ローカルに閉じた環境で管理できたほうがいい気がするのだ。
SSHの鍵を作る
WindowsからラズパイにSSHでアクセスするために、公開鍵と秘密鍵を作る。Windowsで以下のコマンドを実行。
ssh-keygen -t ed25519
これでC:\Users[ユーザー名].sshというディレクトリができ、そのなかに公開鍵と秘密鍵ができる。
microSDカードにラズパイOSをインストール
初期化
ラズパイに入っていたmicroSDカードを上書きして利用する場合、パーティションの分割が原因でOSのインストールがうまくいかないことがある。それへの対処方法についても一応メモ。
- コマンドプロンプトを起動
- diskpart と入力。新しいウィンドウが開く
- list disk と入力
- select disk 3 というように、microSDカードを選択
- clean を実行
Raspberry PiのmicroSDをwindows10環境で初期化する手順 - Qiita
Raspberry Pi Imager
microSDカードをWindowsに差し込んだあと、Raspberry Pi Imagerを起動し、microSDカードを初期化する。 次にRaspberry Pi OS Lite(32bit)をインストールする。右下の歯車をクリックし、事前に必要な設定をしておく。
- ホスト名を入力(ここではnasとする)
- 「SSHを有効化する」をチェック
- 「公開鍵認証のみを許可する」をチェック
- 「ユーザーのためのauthorized_keys」に公開鍵の内容をコピペ
- ユーザー名(ここではtukasaとする)とパスワードを入力
- 「wifiを設定する」をチェック。SSIDとパスワードを入力
- 「wifiを使う国」をJPに
- タイムゾーンをAsia/Tokyoに
ラズパイ側の準備
初期設定
ラズパイにmicroSDカードを差して起動、アクセスできるまでしばし待つ。起動してるか気になる場合は、Advanced IP Scannerでチェック。 起動したら、Windowsで以下のコマンドを実行。
ssh tukasa@nas.local
Advanced IP Scannerで取得したIPアドレスで接続してもいい。
ssh tukasa@192.168.xx.xx
アクセスできたら、以下のコマンドを実行。
tukasa@nas:~ $ sudo apt-get update tukasa@nas:~ $ sudo apt-get upgrade tukasa@nas:~ $ sudo apt-get install -y git
これでgitがインストールできた。
リモートリポジトリの作成
ついでラズパイにリモートリポジトリを作成する。
tukasa@nas:~ $ mkdir ~/memo.git tukasa@nas:~ $ cd ~/memo.git tukasa@nas:~/memo.git $ git init --bare
クライアント側(Windows)の準備
Git for Windowsをインストール。 ユーザー名とemailアドレスを設定する。
git config --global user.email "user@example.com" git config --global user.name "user name"
リモートリポジトリをクローンする。適当なディレクトリに行って以下を実行。
git clone tukasa@nas.local:/home/tukasa/memo.git
公開鍵未登録のクライアント
公開鍵を登録していないPCを使う場合、公開鍵の登録が必要になる。
ssh-keygen -t ed25519
で鍵を作成したあと、既に公開鍵を登録済みのWindowsを経由して、公開鍵を送るのが簡単そうだ。
scp id_ed25519.pub tukasa@nas.local: ssh tukasa@nas.local tukasa@nas:~ $ cat id_ed25519.pub >> .ssh/authorized_keys tukasa@nas:~ $ rm id_ed25519.pub
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