コマンドの呼び出し方は忘却する
作ったコマンドをどうやって呼び出すか、という問題がある。 簡単なのは使っていないキーに登録することだが、そのコマンドが頻繁に使われないものである場合、そのキーを忘れてしまうわけだ。
- キーバインドをコマンドに関係したものにする(RenameならRというように)
- 2バインドキーを使う
- エイリアスやユーザコマンドにして覚えやすい名前を付ける
- メニューにしてまとめる
他、色々対策はありそうだが、僕の場合はどれも有効ではなかった。数ヶ月もすれば、どれも忘却してしまうからである。 最近は、補完候補ファイルにコマンドをまとめ、一行編集で呼び出すことでこの問題に対処していて、これはかなりうまくいっていた。行頭コメントとmigemo検索を利用すれば、さらに便利になりそうだと気づいたので、この記事で紹介する。
行頭コメント+migemo検索
一行編集には、任意の補完候補ファイルを読み込ませることができる。この補完候補ファイルには、以下のようにして行頭コメントを付けることができる。コメントが行頭にあれば、コマンドが長すぎてコメントが見えないという事態がなくなるのである。
;<comment>; text
migemo検索は、*completelistの-match:nオプションを使うとできるようになる。これにより、行頭コメントに日本語を使っても、それを検索できるわけだ。
*completelist -match:6
やり方
以下のような補完候補ファイルをPPxフォルダに保存する。
launch.txt
git add . commit -m"%*input("%*now" -title:"commit message")" push pull status ;<単独PPv用PPcを起動>; *ppc -r -bootid:v -single -k *mapkey use,K_forppv ;<反対窓にカーソル下フォルダを連動表示>; *mapkey use,K_openbyotherwin %: *string i,ppcid=%N %: *linecust obow,KC_main:SELECTEVENT,*ifmatch !0,0%(%si"ppcid" %: *execute ~,%%j%FCD%) %: %K"loadcust" %: *linemessage Open by other Window MODE [ESC]QUIT ;<git add commit push>; *string o,commit_message="%*input("%*now" -title:"commit message")" %: %Os git add . %: git commit -m %so"commit_message" %: git push ;<aliasに登録>; *string o,name=%*input("%X" -title:"エイリアス名を入力してください" -mode:g) %: *alias %so"name"=%FCD ;<ハイライトモード>; *linecust highlight,KC_main:LOADEVENT,*ifmatch "o:e,a:d-","00_LISTFILE.txt" %%: *markentry -set:00_LISTFILE.txt %: *mapkey use,K_highlightmode %: *string i,hlnum=1 %: *linemessage HIGHLIGHT MODE [1-7]CHANGE COLOR ^[S]SAVE [ESC]QUIT ;<FastCopyモード>; *mapkey use,K_fastcopymode %: *linemessage FASTCOPY MODE [C]COPY [M]MOVE [D]DELETE [F2]MIRROR [ESC]QUIT ;<7-Zipモード>; *mapkey use,K_7zipmode %: *linemessage 7-Zip MODE [U]展開 [P]圧縮 [I]個別圧縮 [Esc]QUIT ;<markdownをhtmlに変換>; browser https://ikapper.github.io/md2html/ ;<ダイアログで順次リネーム>; *script %0Script\rename.js ;<外部エディタでリネーム>; *script %0Script\batchRename.js ;<サブモニターを縦に>; *run -d:D:\bin\dc2 dc2.exe -configure="tate.xml" ;<サブモニターを横に>; *run -d:D:\bin\dc2 dc2.exe -configure="yoko.xml" ;<ゴミ箱メニュー>; %z"#10:\",B ;<rubyでローカルサーバーの起動>; C:\Ruby31-x64\bin\ruby.exe C:\Ruby31-x64\bin\bundle exec C:\Ruby31-x64\bin\jekyll serve -w --baseurl "" editor %0launch.txt ;編集
以下のコマンドで、補完候補ファイルを読み込んで一行編集が起動。選択したコマンドが実行される。
*string o,name=%*input("" -title:"PPlauncher" -mode:h -k:"*completelist /set /file:%%0launch.txt -match:6 ") %: *execute,%so"name"
日本語の行頭コメントがあるため、長いコマンドであっても視認しやすい。さらに、migemoにより絞り込みも容易である。
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